教習指導員になって得したこと、損したこと(2)

教習指導員になって得したこと、損したこと(2)

こんにちは!『教習所求人ナビ』の松田です。

今回は、教習指導員という仕事に興味を持つ方必見!
題して、「教習指導員になって得したこと、損したこと」をテーマにお送りいたします。

実際に教習指導員という仕事に就いてみて感じたことを、ズバッとご紹介。
前回に引き続き今回は、実体験を経て感じた「損したこと」を3つご紹介します。

松田理加(教習所サポートコンサルタント)

松田理加

教習所サポート コンサルタント。大学卒業後、南福岡自動車学校に入社。普通自動車だけでなく、準中型・中型・普通二輪の指導員資格も取得。毎年行われる全国学科競技大会で2年連続県大会出場の実績を持つ。現在は、その経験を活かして全国の自動車学校にノウハウを伝える。

損したこと(1) 資格取得のための勉強量が多い

教習指導員ほとんどの方が口をそろえて大変だったと言うのが、資格取得に向けた勉強です。
勉強範囲の広さと学ぶ項目の多さには、かなり時間を要している人が多いようです
これは、業務内容や教習指導員の使命を考えれば、当然とも言えるでしょう。
「損」というよりは「苦労」に近いものですが、いずれにせよ時間を要するものです。

しかしそのため、教習指導員資格は誰もが当たり前に持っている資格ではありません。
希少価値が高く、全国各地で通用する資格です

また、資格を取得するというのはそれだけの努力をすることができるという社会的証明にもなるのです。
手に職が就くというのはこのことでしょう。
努力しただけの見返りはしっかりあるものだと私は実感しています。

損したこと(2) 土日の休みはシフト次第

これは各教習所で変わってくるのですが、多くの教習所の場合土日祝日も営業をしているところが多いと感じます。
教習所というのは、一般人にとってのサブスクール。
平日は学校や仕事があるため、教習生が通うのは必然的に週末や祝日に偏ってしまいます。
当然教習所としてもそのニーズにこたえる必要がありますよね。
致し方のない営業形態かと思います。
土日祝日のお休みが少ないというのは、ちょっと損といえるところでしょう。

とはいえ職員それぞれの事情もあるため、絶対に休めないというわけでもありません
各学校によっては、「日曜だけ定休日」、「希望休で土日休みを交代でとっている」などの場合が多いようですね。

損したこと(3) 繁忙期と閑散期の仕事量の差が大きい

上記でも書いたように、教習生は学校やお仕事がおやすみの日に自動車学校に通います。
年単位でいうと、春休みや夏休み、冬休みの時期は教習生が毎日通う、いわゆる繁忙期となります。
特に春休みにあたる2月~4月上旬は、『4月から社会人になるので免許が絶対に必要』という教習生も少なくありません。
この時期は業界としてとても忙しい時期で、教習の数も普段より多くなりがちです。

しかし反対に、上記以外の月はすべて閑散期にあたります。
有給休暇もこの時期なら連日とることができるため、この時期に身体を休めたり家族や友達と過ごす人が多いようです。
平均するとお休みの数自体は一般の企業とあまり変わりはありませんが、時期の偏りは大きいようですね。

このように繁忙期と閑散期がしっかり分かれているため、その分の収入差も大きい場合があります。
そのことに損だと感じる方もいるでしょう。
私個人としては、「頑張るとき」と「休むとき」がしっかり分かれているためいいリズムが作れるので、働きやすいと感じていました。
みなさんはいかがでしょうか。

最後に

ものの長所と短所が表裏一体であるように、人によっては「損」として挙げたことが得になることもあるようです。
例えば、「人込みは苦手だから、基本は平日にお休みをとりたい」という方には、教習所の仕事はとても好条件なのではないでしょうか。

自分自身が生活をしていく上で、何に重きを置くかが重要になるようです。
一度照らし合わせてみながら考えても良いかもしれませんね。
指導員に興味を持った方は、是非求人を行っている教習所に応募してみて下さいね!