こんにちは!『教習所求人ナビ』の松田です。
今日は、教習指導員の資格取得ガイドをお届けします☆
今回も、実際に経験をした現役教習指導員にお話を聞きました。
松田理加
教習所サポート コンサルタント。大学卒業後、南福岡自動車学校に入社。普通自動車だけでなく、準中型・中型・普通二輪の指導員資格も取得。毎年行われる全国学科競技大会で2年連続県大会出場の実績を持つ。現在は、その経験を活かして全国の自動車学校にノウハウを伝える。
金城さん、今回もよろしくお願いします!
はい。よろしくお願いします!
金城美由(南福岡自動車学校)
大学卒業後、2016年4月㈱南福岡自動車学校入社。普通自動車の教習指導員資格を取得後に、準中型・中型自動車の指導員資格も取得。その後、技能検定員の資格も取得。教習生からの人気も高く、若手ながらも毎年社内で表彰されていた実績を持つ。沖縄県出身。
※このページの例は福岡県の指定自動車学校の事例です。
各都道府県で内容が変わってきますので、事前に確認を行ってください。
指導員審査に合格してから
教習指導員になるためには、指導員審査を受けて合格しないといけません。
(指導員審査内容についてはこちらから。)
では、その審査に合格した後、実際に教習が始まるまでにはどんなことをするのでしょうか。
指導員審査に合格した後は、すぐに教習を始めることができるのですか?
いいえ、すぐに始めてよい訳ではありません。
実際に教習を始める前に、「事後教養」というものがあるのです。
「事後教養」とはどういうものですか?
指導員として教習を行う上での必要な知識を、より具体的に実践的に学んでいく場だと思っています。
実際の教習を見学したり、教習の項目ごとの指導のポイントを教えてもらいながら練習をしていました。
上記のほかにも、教習に必要な事務手続きや教習生とのコミュニケーションの取り方など、指導員としての業務を一通りこなせるようになるために必要なもののようです。
一般的に言う「研修」に近いもののようですね。
普通車の指導員だけではなく、二輪車などの異種免許指導員や検定員の資格を取得したときにも、それぞれの事後教養があるようです。
(※各教習所によってやる内容の範囲は異なる場合があります。)
事後教養で学んだこと
事後教養で学んだことの中で、実際の教習で役に立ったことはありましたか?
たくさんあります。主に技術的な面で学ぶことがたくさんありました。
もちろん審査を受ける上で学んだこともたくさんありますが、さらに細かな指導内容までしっかり研究・追究できたと思います。
自分の教習の進め方を全体通して設計できる場でもありました。
運転実技教習は、教習生個々の技量によって進め方も随時調整していかなければなりません。
「速度をなかなかうまく出せない教習生には、こうする」「左折がうまくいかない教習生には、別の練習方法を試してみる」等と、様々な指導の引き出しが必要なことは想像に難くないですね。
さらに運転を教えるということは、その地域ごとの道路や交通特徴も学んでおかなければならなりません。
そういった観点でも、実際に教習をしている先輩指導員の教えはとても勉強になりました。
その土地に詳しくない人でも、問題なく教習ができるような仕組みになっているのですね。
不安をカバー!事後教養で自信をしっかりつけられる!
私の場合なのですが、事後教養はメンタル的な支えにもなったと思います。
当時の私は指導員としての資格を取得したばかりで、「先生」として振舞えるかまだまだ不安でした。
実際の教習には大きな責任を伴うので、すぐに教習をできるかというとまだ自信はなかったですね。
教習指導員が教える内容はかなり広範囲に及びます。
しかし、「先生」として教習生の前に立たなければならないので、完璧さも求められるというハードル。なかなかすぐに自信は持ち辛いですよね。
自分が新人指導員というのは、教習生にとっては関係のないことですからね。
事後教養では、そういった不安を練習や勉強でしっかりと解消することができたと思います。
そのため未経験の方でも、しっかりと知識や自信をつけた上で始められます。
ぜひチャレンジしてほしいと思います!
金城さんありがとうございました。
指導員になりたいなと思った方は参考にしてみてください!
指導員に興味を持った方は、是非求人を行っている教習所に応募してみて下さいね!